2022年の初秋、アンサンブルをメインとした発表会を開催しました。
1部と2部でプログラムを分け、1部の髙橋音楽教室さんの企画「ヴァイオリンとアンサンブル」にて、ヴァイオリンの演奏を担当させていただきました。
代表の髙橋千鶴さんとは長年親交のあるピアニストです。
今回行った発表会の趣旨は、ピアノ教室の生徒さんが演奏される伴奏に合わせ私がヴァイオリンを演奏するというもの。
ピアノを習い始めたばかりの小さなお子さんから、長年髙橋さんに習っていらっしゃるベテランの生徒さんまで年齢も演奏経験も幅広く、私自身とても勉強になる機会でした。
さらに本番までの間に、普段ピアノを弾いている生徒さんに実際にヴァイオリンを持って弾いてもらいました。
練習から本番までとても楽しく演奏させていただき、本番後の生徒さん達のほっとした笑顔が印象的でした。私は演奏後の生徒さんの何ともいえないこの笑顔が好きです。
講師演奏では、髙橋さんと久しぶりのアンサンブル。彼女との演奏はツーといえばカー(古い)といった具合に私の弾きたいように伴奏をして下さるので、気持ちよく演奏ができて最高なんです。
アンサンブルは互いに聴き合うことも大事ですが、音を楽しむことも大事ですね。
2部は当ヴァイオリン教室の発表会「Autumn Petit Concert」を開催。
ヴィヴァルディの4つのヴァイオリン協奏曲、モーツアルトのフルートとハープのための協奏曲etc…盛りだくさんなアンサンブルのプログラムとなりました。
ヴァイオリンアンサンブルでは、4本のヴァイオリンの音色が会場中を響かせていました。余談ですが、ヴィヴァルディの4つのヴァイオリン協奏曲の中で鐘の音のような美しいハーモニーが聴けるポイントがあるのですが、ココは私の好きな所です。
そして、ハープはMUZAジルベスターコンサート2022の出演者でいらっしゃいます後藤里緒さんが演奏しました。彼女なんと、まだ小学生なんです。
表現力豊かな演奏で何より楽しんで演奏している姿に目が離せなかったです。将来有望なスーパーキッズですね。
「人前で演奏する」ためには、忙しい暮らしの合間に練習時間を捻出して、レッスンに通って、注意された所を練習して…と大変な労力が必要となります。
発表会は、その努力と時間をかけてきた本人にしか分からない、心が満たされる感覚と達成感が経験できる機会です。
「やっぱり音楽って良いな!」
そう演奏のあとに思ってもらえるよう、これからも様々な企画を考えてまいります。
・生徒さんの演奏ダイジェスト